新築一戸建てで大切になってくるのが空間をテーマや用途に分けて考えるゾーニング。特にパブリックゾーンとプライベートゾーンはしっかりと分けておきましょう。玄関・リビング・ダイニング・キッチン・トイレといった来客時に使用する空間をパブリックゾーンとしてまとめて配置し、サブトイレや洗面所、浴室などのその他の水回りや寝室、子ども部屋、ワークスペースといったプライベートゾーンを別にしておくと何かと便利です。大まかなゾーニングが終わったら各部屋を細かく配置してみましょう。朝起きてから夜寝るまでの家族の動きをシミュレーションしながら、暮らしやすいレイアウトにするのがベスト。
家の中で特に頻繁に使われるのがトイレ。配置だけでなく、どんなタイプを選ぶのかも重要になってきます。新築一戸建てを最近建てる家庭では、洗浄のための水を貯めておくロータンクがない水道直結式のタンクレストイレを選ぶ傾向があるようです。ロータンクがない分、一般的なタンク式のトイレと比べると圧迫感のないすっきりしたデザインになります。
1番のメリットとして挙げられるのがトイレを広く使えること。タンクのあるトイレでは奥行きが75cmほどですが、タンクレスでは65cmほどと約10㎝の差があります。たかが10㎝と思うかもしれませんが、小さい空間であるトイレでは大きな差になります。またタンクがない分、掃除しやすいのもメリットです。タンクレスだと形がすっきりしておりデコボコや隙間もないのでトイレまわりの掃除が簡単にできます。
しかしメリットだけではありません。家によっては水圧が低い場合、タンクレストイレを設置できないこともあります。水圧が低いとつまりが発生したりトイレの水の流れが悪くなったりと、不具合も発生しかねません。慎重に検討しましょう。万が一トイレのつまりが起きたら、早めに業者に修理依頼することをおすすめします。
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